少年と生きてる。

脱皮するシンママ親子

まるでタケノコ。

先日ドッチボールの大会があった。コロナ禍で帯同できる保護者も限られていたのだけど、運よくマネージャーとしてベンチに入らせてもらえた。

息子にとってスタメンで出場する初めての大会。

わいわいと楽しくプレイできるメンバーだから、とにかく楽しもうね!トーナメント行けたらいいね!

なんて言ってたらあれよあれよと勝ち進み、なんと優勝!!

試合を重ねるうちにチームワークは一層深まり、互いにいい声かけも出来ていた。

集中力も研ぎ澄まされ、良い意味で力が入らず、ノッていた。

ベンチに入らせてもらったことで、そんな子供たちの様子を近くで見られたのだけど、まるでタケノコのようにこの1日でグンと成長したというか、コツコツやってきた事が一気にあふれ出したというか、とにかく開花した瞬間を見た気がした。

チームプレイの面白さを思い出し、ほんとにいいもの見せてもらった1日だった。

 

 

つい数か月前…

ターンの練習(スクワットの状態でくるくる回り続けるトレーニング)がキツくて、もう嫌だと座り込んでしまったことがあった。

次の練習は休みもう辞めたいとまで言い始める。

私は焦り、壁にぶつかった息子にあれこれ言葉をかける。

どう背中を押せば、どう尻を叩けばやる気スイッチが入るのか、悩んだ。

まわりのお母さんたちや監督にどうしたものか相談すると、ふふふ、誰もが通る道だよ。と余裕の笑み。

そしてその笑みの通り、いつの間にかモチベが戻り今に至る。

この出来事のおかげで気付いたのは、子供は私一人で育てているわけではないんだという事。私が解決してあげなきゃ!ともがいていたけど、違う。

子供は友達や仲間、監督、憧れの人に影響を受けて、自分で歩いていく。

やる気スイッチはひょんなきっかけで入ったりする。

親だからと言ってスイッチを押せるわけではないし、どうにか変えようだなんて、おこがましかったと思う。

というわけで肩の力がフッと抜けた。のを覚えている。

 

そんなことを思い出しながら優勝をお祝いした。