少年と生きてる。

脱皮するシンママ親子

大人【東京交響楽団】

高校の時、部室にあったCDを借りて(いつか絶対に生で聴きたいナ)と擦り切れるほど聴いたブラームス交響曲第1番。

ブラームスなんてなんで好きだったかなという20代を超えて、今日がっつり17年分の鳥肌を立ててきた。

東京交響楽団 第697回定期演奏会

分厚いフルオーケストラのサウンドや、力強く端正なブラームスのソレが、思わず震えるほどかっこよくて。
大人の本気を感じた。

そうそう、これが好きだったんだ

どこかに埋もれていた純粋な女子高生の感性が、芋づるのように自分の中から出てくるようだった。当時の私のセンスなかなか渋めである。

拍手とともに会場から聞こえる声にならないため息、感嘆のうねりがこの演奏会が素晴らしかった事を裏付けていたように思う。

 

 

興奮さめぬまま、帰りに立ち寄った異国料理がどれもこれも美味しかった。よく分からないお料理に挑戦してみたり、存分にお喋りも楽しめたのがまた嬉しくて。こんなご時世にちょっとした旅に出られたような気分だった。
素敵なおまけの時間がより今日の思い出を強くしてくれた。

 

2022年もう思い残すことない!と心から思えるほど満足できたので、今年はきっと何があっても大丈夫。