少年と生きてる。

脱皮するシンママ親子

覚えていなくても【こども定期演奏会】

東京交響楽団が毎年行っている「こども定期演奏会」へ行ってきた。

年に4回あり今回がちょうど80回目。小学1年生から入られるので安心して子連れでクラシックが聴ける。子供のための演奏会だけど、演奏もプログラムも子供だましではない本格的なもの。

まずサントリーホール自体が素晴らしいので、行くだけでテンションが上がる。きれいな余所行きの服を着て、音の世界に浸る。

 

息子とはこうやってクラシックや美術館へたまに行く。

3年生になってそろそろ行くの嫌がるかな?と思っていたけど、誘ったらすんなり「いいよ」と言ってくれたのが嬉しかった。

 

息子は特に音楽を習ってるわけではない。

普段から家でクラシックが流れているわけでもない。

 

でもとても自然に、本物の音楽の価値を感じている。

たくさん伝えたいことがあって、普段から口うるさい私だが、ホンモノの前では何も言葉はいらなくなる。こねくり回してきた自分の哲学や理論は一瞬にして小さくなる。私の説明や誘導はいらない。ホンモノに触れて、あとは自分で感じたものを大切にしてほしいと思う。

 

いつものごとく熱心に聴いている様子ではなかったが、決してつまらなそうでもなく。「また行こうね」と言ってくれたのがこれまた嬉しかった。

 

帰り道のクリスマスマーケットで、パリのお土産と思われるアンティークのキーホルダーを見つけた。 とても気に入ったから買ってくれというので買った。よく見ると栓抜きになっていて、いつか一緒にお酒を飲める日まで、このキーホルダーを大事に持っていて欲しいなと思った。